オーバー・ザ・ホライズン―僕は猫と空を行く (電撃文庫)

何を差し置いても挿絵が駄目。商業としてはクオリティが低すぎる。
ちょうど昨日読んだ、「僕らはどこにも開かない (電撃文庫)」とは逆で、挿絵が無い方がマシだと思います。


作者は何も悪くない。


といって、内容は別にさほどよくありません。
見所もありませんし、キャラにもあまり魅力もありません。
あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、普通に終わってしまいました。
失礼ながら最終選考に残らなかったのも分かる気がします。


戦闘機……飛行機ものという事で同じ電撃文庫から挙げてみると、
シルフィ・ナイト (電撃文庫)」「シルバー・ウィング (電撃文庫)」の方が面白いです。
まぁ、こちらのほうが若干ファンタジー要素が強いですが、
ホライズンもイワノフがいるのでお相子という事で。


内容が興味深そうなら、次回作も買ってみないこともありませんが、
本作の続編とかなら買いません。残念ですが1/5点で。