かがみんは非ツンデレ


色んなところでもこれについては書かれているけれど、泗水の立場表明をしておこう。
誰からも要望されてはいないが。


そもそも、泗水の認識として、ツンデレの定義が
「始めは対象に対して全く好意が無い、むしろ敵対・嫌悪・反発的な状態であったが
時間経過や何かしらの出来事をきっかけに仲間・好意に変わっていって、
最終的にベタぼれ状態になる」
というもの。
Wikipediaに載っている類型で言えば「主人公嫌悪型」こそをツンデレだと考える。
絶好の例としてはやはり椰子なごみか。彼女ほどこの定義に当てはまるキャラも少ない。
最近だと湊川珠美もこれに該当するかな。


かがみんの場合は、こなたに対する態度はいつもツンツンしてはいるものの、
元々別に嫌っているわけではないので、この定義に当てはまらない。
なので、泗水はかがみんをツンデレとは認識しない。
ハルヒも同様の理由で、泗水はツンデレとは認識しない。


かがみんは「素直になれない」属性なのだと認識する。
Wikipediaで言うならばそのまんま、「素直になれない型」だね。
ハルヒは「高飛車型」に当てはまるだろう。


最近だとこの「高飛車」「素直になれない」属性こそがツンデレなのだ、という考えが
主流となってしまっているようで、ちょっと寂しい。


主人公嫌悪型において如実に現れる、
「嫌悪が徐々に好意に変わっていく過程」
「好意を認めない、隠そうとする、『素直になれない状態』の経由」
「最終的な惚れ状態と最初の嫌悪状態とのギャップ」
の3つの要素が相まってこそ、ツンデレというのは成立すると考えるので、
安易に「素直じゃないなぁ」という行動をとった瞬間
ツンデレ」だ、と呼称される現状をどうしても嘆かざるを得ない。


しかし、考えてみれば「主人公嫌悪型」のツンデレというのは
逆に言えばかなり少ないのではないかな……。
「第一印象最悪で〜」というパターンはかなり多いけど、
それは一概にはこの「主人公嫌悪型」には当てはまらないし。