見知らぬ本を買うきっかけとか

 

本を買うきっかけの種類

 
まず、私は基本的に作者買い派です。
気に入った作者の本はほぼ無条件で購入します。
 
その上で、「気に入っている作者」以外の本を買うに至るきっかけは、おおむね次の4つがあります。
 
(1)連載を読んで気に入って、まとめ読みのためにコミックスを買う
(2)誰かの家などでコミックスを読み、気に入ったので(以下上に同じ)
(3)店頭でジャケット(表紙・あらすじ・設定)を見て、なんとなく買う
(4)ネットでの評判/レビューを見て、興味を引いたものを買う
 
昔(学生時代)は明らかに(1)と(2)のきっかけばかりでした。
 
例えば、「3X3 EYES」や「宇宙家族カールビンソン」、「いいひと。」などは
兄の友人の家で始めの方の巻を読んで気に入ったから集めました。(小学校高学年のころだったか)
 
これらは、実際に「本と出会い」触れてみて、気に入ったから買う、ということです。
学生時代はお金も無かったし、何でも好き勝手買えませんでしたし。
普通のことだと思います。
 
ただ、最近はそういう風に「本と出会う」場所と言うものが
私の環境では「書店」もしくは「ネットでの風評」だけになってしまっていて
「買ってから」実際にそれに触れて評価をし、継続購入するかの判断をするという、
(3)と(4)のきっかけが殆どになりました。
 
こちらのきっかけも、本をよく読む人にとっては特に変わった手法ではないでしょう。
 

2種類のきっかけの違い

 
この二種類のきっかけには、対を成す長所と短所があると私は思います。
 
前者(1,2)は「外れ」の本を買わずに済むことが長所であり、
見知らぬジャンルや作家にあまり出会えないことが短所となります。
そして、後者(3,4)はこの長所・短所が逆になります。
 
 
実際、私の部屋には「1巻しかない本」というものがいくつも存在します。
押入れの肥やしになっているこれらは、学生時代はこういうものは殆どありませんでした。
 
そして、昔に比べ私の本棚には多種の作者、レーベルの本が詰め込まれるようになりました。
雑誌での連載を1ページも読んだこと無く、他にどんな作品が連載されているか知らないけれど、
コミックスだけは買っている、というものが増えました。。
 

どちらが良いのか?

 
どちらにも長所と短所がありますから一概には言えないのでしょうが
後者の方法をとっている私は、効率の悪さを最近強く感じています。
(本を置くスペースが枯渇してきた影響が大きいと分析)
 
後者は「面白そうだから買う」という判断を頻繁にするわけですが、
買う買わないの閾値の設定に失敗していると、この初期投資がかなり増大し、
財布を痛めつけます。
 
増大した上、買った本を消化する(実際に味を見る)のが追いつかなくなってしまうという
状況に陥るわけです。
 
そして、消化しきれないままに続刊が出ると「これもとりあえず買っておくか…」
という嗜好になってしまって、いざ1巻を読んで気に入らなければ2巻以降も無駄に、
という負の連鎖が生じます。
 
なので、前者の方法だけで満足ができるのであれば、その方が安定感があると思います。
 

なんとかならないか

 
結局、両者の方法を取り入れるのが最も幸せなわけです。
 
雑誌をもっと読むようにして面白そうな作品(作者)を探し、
マンガ喫茶とかでも面白そうな作品を探し、
ジャケット買いをした本(特に見知らぬ作者の本)は早急に消化する。
 
 
あー、でもこれ要はもっと本を読む時間を増やそう、ってことなのかも。